水田からの温室効果メタンガスの排出を微生物で抑制 世界のメタン排出の3%以上の削減めざす
農?西澤智康教授らの研究プロジェクトに大規模助成決定
―ビル&メリンダ?ゲイツ財団から383万ドル 海外研究機関と共同―

 このほど、茨城大学農学部の西澤智康教授を代表者とする研究プロジェクト「M4NCO: Microbe mediated methane mitigation, nitrogen cycle optimization(微生物が介するメタン排出緩和と窒素循環最適化)」に、アメリカのビル&メリンダ?ゲイツ財団から約383万ドル、日本円にして約5億円規模の研究支援が行われることになりました。インド、コロンビア、ドイツの大学?研究機関とともに取り組むこの助成プロジェクトは、2024年8月に始動しました。

>>くわしくはプレスリリース(PDF)をご覧ください

 世界の環境に対する関心が高まる中、昨年(2023年)12月に開催された国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)では、気候変動対策の強化とともに、食料?農業分野の持続可能な発展に向けた協力が呼びかけられまし